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夏休み用小学生・中学生・高校生向けお勧め3選

雑記
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小学生向け

「魔女の宅急便」角野栄子

友情や成長のテーマが感動的です。

シリーズ1作目『魔女の宅急便』は、主人公のキキが親元を離れ、知らない町で魔女として一人立ちする姿を描く。

オリジナルは1982年から1983年にかけて『母の友』に連載された。

その後シリーズ化されており、福音館書店から刊行されている。

表紙画、挿画は第1巻が林明子、第2巻が広野多可子、第3 – 6巻は佐竹美保がそれぞれ手がけた。

英語、イタリア語、中国語、スウェーデン語版も出版されている。

2009年10月、最終巻『魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち』が刊行され、24年に亘って描かれた同シリーズは完結した。

その後『魔女の宅急便特別編』として3冊が刊行されている。

「青い鳥」モーリス・メーテルリンク

貧しい木こりの子供であるチルチルとミチルの兄妹が、クリスマス・イヴの夢の中で老婆の姿をした妖精ベリリュンヌに頼まれ、彼女の病気の娘のために、幸福の青い鳥を探しに行く。

チルチルが、ベリリュンヌから与えられた帽子の額に付いているダイヤモンドを回すことによって、頭のコブが押され、物の本質を見通すことができ(心眼”が開く)、動物や火や水などの元素が魂を持っているのがわかる。

ふたりは光に案内され、青い鳥を探して思い出の国、夜の御殿、森、幸福の花園、墓地、未来の王国を冒険する。

夢からさめた後、森や家の中が以前よりも幸福であるように見える。

チルチルは自分の鳥かごの鳥が以前より青くなっているのに気づき、それを妖精に似た隣人のベルランゴ夫人の病気の娘に与える。

病気が治った娘が礼を言いに来るが、彼女は鳥に逃げられてしまう。

なお、メーテルリンクによる続編『チルチルの青春』『チルチルの婚約』がある。

兄妹が青い鳥を探す冒険を通して、幸せの意味を見つけるファンタジー作品です。

絵本版もあるので、低学年でも楽しめます。

「ズッコケ三人組」那須正幹

ズッコケ三人組の冒険やトラブルを描いたシリーズ。

ユーモラスで読みやすく、子供たちの共感を呼びます。

中国地方にある町である稲穂県ミドリ市花山町(モデルは広島県広島市。 )を舞台に、ハチベエ(八谷良平)・ハカセ(山中正太郎)・モーちゃん(奥田三吉)の3人の小学6年生を中心に物語が展開され、様々なテーマで描かれている。

何度もテレビアニメ化やテレビドラマ化がされているほか、映画化やOVA化もされている。

元々は『ずっこけ三銃士』の題名で『6年の学習』(学習研究社)の1976年4月号から1977年3月号に連載されていた。

この時の最終回『さよなら三銃士』で3人組は小学校の卒業式を迎えているが、後にこの作品が現行の題名に改められてシリーズ化されたため『さよなら三銃士』は単行本に収録されず、幻のエピソードとなった。

後に『さよなら三銃士』は石井直人・宮川健郎編『ズッコケ三人組の大研究II』(ポプラ社、2000年)に参考資料として収録された。

那須は、処女作で学研児童文学賞を受賞した『首なし地ぞうの宝』(1972年)で、すでに小学生三人組を主人公としている。

1978年に刊行が開始されたこのシリーズが、那須の代表作かつライフワークとなっていく。

絵は第1作から第25作までは、漫画家の前川かずおが担当したが、1992年7月に前川が白血病で倒れたため、第26作『ズッコケ三人組対怪盗X』以降は高橋信也が挿絵を担当した。

第26作以降の表紙には「前川かずお・原画、高橋信也・作画」と記載されている。

2004年12月、シリーズ最終巻となる50冊目『ズッコケ三人組の卒業式』が発行され、本編は完結した。シリーズを終えた理由として、「私の作品と、現在の子供たちとの間に溝を感じたから」と那須は述べている。

2005年12月、40歳になったズッコケ三人組が主人公の番外編『ズッコケ中年三人組』が発行された。なお上述のシリーズ完結理由のため、同作は児童書ではなく一般書としての販売とされており、語られている内容も(時を置かずしてシリーズ移行購読した読者のために、いくぶん噛み砕かれてはいるものの)児童書に適したものではなくなっている場合がある。

ただし、その分『ズッコケ三人組』よりも幅広いテーマを扱う事に成功したため、ズッコケ三人組のリアルタイム購読世代を中心に売れ行きが予想以上に良く好評を博した。

結果として同作もシリーズ化が決定し、1年間に1冊のペースで毎年12月に刊行されている。

なお作品で扱うテーマについては、作中でハカセが調べた内容をかいつまんで説明するなどして、作中で判りやすく解説しており、新たな知識が得られる面白さもある。

ただし前述の通り、このシリーズは一般書であるため本来の『ズッコケ三人組』シリーズの購読層である年少者が読む場合は内容の読み取りに関して親による注意注釈が望ましいとされる場合がある。

詳細については同作の項目を参照のこと。

文化祭や修学旅行、運動会など学校行事をテーマにした作品もあれば、タイムトラベル、ポルターガイスト現象、宇宙人との遭遇などの非現実的な題材もある。

一話完結が原則であり、どの巻からでも読めるが、怪盗Xシリーズ(『ズッコケ三人組対怪盗X』『ズッコケ怪盗Xの再挑戦』『ズッコケ怪盗X最後の戦い』、下記参照)を初めリンクしている部分も多数ある。

しかし、毎回出版年における社会情勢や学校制度の変化などを反映しているため、時代背景に矛盾が多々ある。

夏休みや修学旅行のエピソードが複数回あったり、同じ年度の出来事としては矛盾が生じることもある。

作中において具体的な時代設定について触れられている例として、『ズッコケ脅威の大震災』の本文では「三年前の阪神・淡路大震災」という記述がある。

作者は『銭形平次捕物控』と『次郎物語』を対比させて、『銭形平次』式でいくことを初期のあとがきで書いている。

なお最終巻では「夏休みが何回もあった気がする」「20年は小学生だった」とネタにした台詞がみられた。

2009年4月11日、JR山陽本線・西広島駅前に三人組の石像が建立され、作者やファンクラブ会長を招いての除幕式が執り行われた。

また、モデルとなった場所には作品中の描写と那須のコメントを記したプレートが設置されている。

なお、この石像のモーちゃんの腹に触ると恋が叶うという噂がある。

2015年12月にズッコケ中年三人組シリーズの完結編として『ズッコケ熟年三人組』が上梓され、同シリーズを含めた上での「ズッコケ三人組シリーズ」の完全完結が、同作の後書きでアナウンスされた。

2021年7月時点で累計発行部数は2500万部を突破している。

三人組のモデルとなった人物は、ハチベエが吉本直志郎、ハカセは作者自身、モーちゃんは広島で本屋をやっている同級生だと作者は語っている。

    中学生向け

    「吾輩は猫である」夏目漱石

    猫の視点から人間社会を風刺的に描いた名作です。

    ユーモアと洞察に満ちた文章が魅力です。

    『吾輩は猫である』は、夏目漱石の長編小説であり、処女小説である。

    1905年(明治38年)1月、『ホトトギス』にて発表されたのだが、好評を博したため、翌1906年(明治39年)8月まで継続した。

    上、1906年10月刊、中、1906年11月刊、下、1907年5月刊。

    中学の英語教師苦沙弥先生の日常と、書斎に集まる美学者迷亭、理学者寒月、哲学者東風らといった明治の知識人たちの生活態度や思考を飼い猫の目を通して、ユーモアに満ちたエピソードとして描いた作品。

    表面的にすぎない日本の近代化に対する、漱石の痛烈な文明批評・社会批判が表れている風刺小説。

    なお実際、本作品執筆前に、夏目家に猫が迷い込み、飼われることになった。

    その猫も、ずっと名前がなかったという。

    「ハリーポッターと賢者の石」J.K.ローリング

    魔法の世界を舞台にした冒険と友情の物語。

    ファンタジー好きにぴったりで、感想文にも書きやすい内容です。

    『ハリー・ポッターと賢者の石は、イギリスの児童文学作家、J・K・ローリングが1997年に発表した、子供向けファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第1巻。

    同年のカーネギー賞佳作に選出されたほか、数々の賞を受賞している。

    2001年には映画化された。

    「世界の中心で愛を叫ぶ」片山恭一

    青春と恋愛をテーマにした感動的な作品。

    深い感情と美しい描写が印象的です。

    2001年初版刊行。初版8,000部と発売当初はさほど話題にならなかったが、小学館の新入社員だった営業マンの目に留まり、彼が売り込んだことから、一部の書店販売員らの手書きのPOP広告と口コミにより、徐々に話題になっていった。

    2002年に女優の柴咲コウが、雑誌『ダ・ヴィンチ』に投稿した書評のコメント「泣きながら一気に読みました。

    私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました」が書籍の帯に採用され話題となった。

    柴咲コウの書評が火種となり2003年に100万部を突破。

    2004年東宝にて映画化。

    映画版が大ヒットし、相乗効果で映画公開後300万部突破、大ベストセラーに。

    映画版の成功によって「セカチュー」と略され流行語にもなり、「セカチューブーム」として社会現象になった。

    加えて、映画公開後に日本骨髄バンク新規ドナー登録者数が大幅に増加したという報告が骨髄移植推進財団事務局から発表されている。

    同年にテレビドラマ化、2005年に舞台化もされた。

    小学館では、これまで文芸書のヒット作が少なかったが、本作や同じ恋愛路線の『いま、会いにゆきます』などのベストセラーで、出版社のイメージを変えた。

    2006年に小学館文庫から、文庫版も発売された。2014年には小学館ジュニア文庫からイラスト付きで発売された。

      高校生向け

      「ノルウェイの森」村上春樹

      青春時代の苦悩や恋愛、喪失を描いた作品。

      村上春樹の独特な文体と哲学的なテーマが魅力です。

      1987年9月4日に単行本が講談社から刊行、1991年4月15日に講談社文庫として文庫化され、2004年9月9日に文庫改訂版が出された。

      単行本にはあとがきが付されているが、文庫版には掲載されていない。

      第二章と第三章は、短編小説「螢」(『中央公論』1983年1月号掲載)を下敷きにしている。

      また、短編小説「めくらやなぎと眠る女」(『文學界』1983年12月号掲載)も本作にまとまっていく系統の作品だが、「螢」とは違って本作との間にストーリー上の直接の関連はないという。

      「多くの祭り(フェト)のために」というエピグラフがある。

      村上は本書についてこう述べている。「この話は基本的にカジュアルティーズ(犠牲者たち)についての話なのだ。

      それは僕のまわりで死んでいった、あるいは失われていったすくなからざるカジュアルティーズについての話であり、あるいは僕自身の中で死んで失われていったすくなからざるカジュアルティーズについての話である」。

      主人公が神戸市出身であること、大学に入学した年が村上と同じ1968年であること、東京の私立大学で演劇を専攻していること、主人公が入っていた寮が村上も入寮した和敬塾をモデルにしていることなどから、「自伝的小説」と見られることもあるが、本人はこれを否定している

      「1Q84」村上春樹

      謎めいた世界観と複雑な人間関係を描いた現代文学の傑作。

      ボリュームがあるので、読書好きには読み応えがあります。

      アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック

      SFの名作で、人間とは何かを問いかける深いテーマが特徴です。

      感想文を書く上での考察が深まるでしょう。

      2人の主人公、天吾と青豆は孤独な10歳の少年少女として、誰もいない放課後の小学校の教室で黙って手を握り目を見つめ合うが、そのまま別れ別れになる。

      そして相思いながら互いの消息を知ることなく長年月が過ぎた1984年4月、2人は個別にそれまでの世界と微妙に異なる1Q84年の世界に入り込む。

      さまざまな出来事、試練に遭遇したのち、12月になって20年ぶりの再会を果たし、1984年の世界に戻ったところで物語は終わる。

      スポーツインストラクターの青豆は、老婦人・緒方の考えに共鳴して、女性をDVで苦しめる男たちを暗殺する仕事を引き受ける。

      彼女は人間の身体の微妙な部分を捉える優れた能力をもっており、首の後ろのあるポイントに細い針を突き刺すことで、心臓発作に酷似した状況で人間を殺害することができる。

      青豆がそのような殺人行為をするようになった背景には、無二の親友を自死で失った過去が関係している。

      しかし、1984年4月にその仕事のひとつをやり終えたあたりから、青豆は自分がそれまでの現実とは微妙に異なった世界「1Q84年」に入り込んでいるらしいことに気づく。

      一方、予備校の講師として数学を教える天吾は、小説家を目指して新人賞のために小説を書きつづけている。

      応募していくなかで知り合った編集者の小松とも親しくなり、小松から無署名のコラム書きや新人賞応募作の下読みなどの仕事を与えられる。

      天吾は新人賞応募作のなかから、「ふかえり」という少女の書いた『空気さなぎ』という小説を見出し、小松に強く推薦する。

      小松は天吾に『空気さなぎ』のリライトを勧め、天吾はそれを完成させる。

      『空気さなぎ』は新人賞を得て爆発的に売れるが、いつしか天吾は周囲の現実の世界がそれまでとは微妙に異なって天に月が2つ浮かぶ『空気さなぎ』の虚構の世界そっくりに変貌していることを知る。

      かくして個別に「1Q84年の世界」に入り込んだ2人は、それぞれが同じ「さきがけ」という宗教団体に関わる事件に巻き込まれていく。

      BOOK1、BOOK2では、スポーツインストラクターであると同時に暗殺者としての裏の顔を持つ青豆を描いた「青豆の物語」と、予備校教師で小説家を志す天吾を主人公とした「天吾の物語」が交互に描かれる。

      BOOK3では2つの物語に加え、青豆と天吾を調査・探索する牛河を主人公とした「牛河の物語」が加わる。

        これらの本は、それぞれ異なるテーマとスタイルを持ち、読書感想文を書く際に豊富な材料を提供してくれるはずです。興味のあるジャンルやテーマに合わせて選んでみてください。

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